- WNDCLASSEX構造体のメンバー指定
- RegisterClassex関数で登録
typedef struct WNDCLASSEX, *PWNDCLASSEX{
- UINT cbSize; // 構造体のサイズ
- UNIT style; // クラスのスタイル
- WNDPROC lpfnWndProc; // ウィンドウプロシージャ
- int cbClsExtra; // 補助メモリ
- int cbWndExtra; // 補助メモリ
- HINSTANCE hInstance; // インスタンスハンドル
- HICON hIcon; // アイコン
- HCURSOR hCursor; // カーソル
- HBRUSH hbrBackground; // 背景ブラシ
- LPCTSTR lpszMenuName; // メニュー名
- LPCTSTR lpszClassName; // クラス名
- HICON hIconSm; // 小さいアイコン
}
指定方法:
WNDCLASSEX wc;
まず...
wc.cbSize = sizeof(WNDCLASSEX);
続いて...
wc.style = CS_HREDRAW | CS_VREDRAW;
「CS_??」はClass Styleの略.CS_HREDRAWはクライアント領域の横が変わったときにウィンドウ全体を再描画する.H-> Horizon, V -> Vertical.ほかにwinuser.hに多数定義してある.CS_??はただの数字.winuser.hの中に
#define CS_* 0x???
...
続いて,...
wc.lpfnWndProc = ウィンドウのプロシージャ関数のアドレス
これはウィンドウプロシージャ関数アドレスを指定(関数の名前そのもの)
続いて,...
hIcon(大きいアイコン)やhIconSm(小さいアイコン)にはアイコンを指定.hIconSmがNULLであるとシステムはhIconの値を検索する.アイコンをロードする方法は
wc.hIcon = LoadIcon(NULL, IDI_APPLICATION);
しかし,LoadIcon関数は現在LoadImage関数に取って代わられた
LoadImage関数:
HANDLE LoadImage{
- HINSTANCE hinst, // インスタンスのハンドル
- LPCTSTR lpszName, // イメージの名前または識別子
- UINT uType, // イメージタイプ
- int cxDesired, // 希望する幅
- int cyDesired, // 希望する高さ
- UINT fuLoad // ロードのオプション
};
hinst:インスタンスハンドルを指定する.システムで定義されたアイコンを使う場合はNULLを指定
lpszName:にはアイコンの名前または識別子を使う.識別子で指示するときは
- MAKEINTRESOURCEマクロ
を使用する
uType:はイメージのタイプを指定する.アイコンならIMAGE_ICONとなる.
LoadImage関数はアイコンだけでなく,マウスカーソルやビットマップもロードできる.カーソルのときはIMAGE_CURSOR,ビットマップはIMAGE_BITMAP,を指定.
cxDesired,cyDesiredはイメージの希望サイズを指定するが,これを0にして,fuLoadパラメータにLR_DEFAULTSIZEを指定するとシステムで定義されたサイズになる.またfuLoadにLR_SHAREDも指定する必要がある.このフラグを指定した場合不要なリソースはシステムによって自動的に破棄される.ウィンドウクラスの定義では必ずLR_SHAREDを入れておく!
その2.p23~p26
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LoadImage()関数はカーソルやアイコンを設定できるという話のつづき...
アイコンとカーソルの指定は共通でLoadImage()関数で行うことができるが,異なる点はMAKEINTRESOURCEマクロの設定は
- MAKEINTRESOURCE(IDC_APPLICATION)->ICONか
MAKEINTRESOURCE(IDC_ARROW) ->CURSORの点が異なると - uTypeの指定はIMAGE_ICONかIMGAE_CURSORかの点で異なる
でした.具体的に,もっと詳細で書くとプログラム内でカーソルの設定の部分は以下のようになる(カーソルはHCURSORでキャッシュし,アイコンはHICONでキャッシュしている所に注意!):
wc.hCursor = (HCURRSOR)LoadImage(
- NULL,
- MAKEINTRESOURCE(IDV_ARROW),
- IMAGE_CURSOR,
- 0,
- 0,
- LR_DEFAULTSIZE | LR_SHARED
);
続いて,...
hbrBackgroundには背景を塗りつぶすブラシを指定.(これは後述).サンプルでは:
wc.hbBackground = (HBRUSH)GetStockObject(WHITE_BRUSH);
GetStockObject()関数はHGDIOBJ型を返す関数がhbBackgroundはHBRUSH型であるためキャッシュする必要がある.めちゃめちゃキャッシュしてるやなぁ~.こりゃ大変.APIのプログラミングではキャッシュは無数あるらしい...
GetStockObject()関数は定義済み(ストック)オブジェクトのハンドルを取得.戻り値の型はHGDIOBJである(GDIオブジェクトのハンドル).WHITE_BRUSH, GRAY_BRUSH, BLACK_BRUSH...など指定してみた^^
続いて,...
lpszMenuNameにはメニューの名前を指定.サンプルはメニューがないためNULLを指定した.
続いて,...
lpzClassNameにはクラスの名前を指定.サンプルでは"sample01"とか指定してある.
これでウィンドウクラスの定義が完了!次にはRegisterClassEx()関数でシステムに登録する
ATOM RegisterClassEx(CONST WNDCLASSEX *lpwcx);
ATOM型は後述
登録が終わったらウィンドウの作成...
その2.p27~p28
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